2018/10/01 22:26


おはようございます。
昨日の台風すごかったですね。。。

前回から石鹸素地のご説明をさせて頂いています。いろいろと難しい語句が多いのですが何とかお付き合い頂けるとありがたいです。

さて、前回も軽くお話したのですが、一般的な石鹸は油脂(油のことです)から作られる混合脂肪酸に苛性ソーダを反応して出来上がる『ニートソープ』に色々な添加剤を配合して作られます。
この脂肪酸はラウリン酸、ステアリン酸などの飽和脂肪酸とオレイン酸、リノール酸などの不飽和脂肪酸の2つに大別されます。
このうち不飽和脂肪酸は二重結合と呼ばれる構造を持っているため熱や光、時間の経過と共に酸化して次第に変質する性質を持っています。

これは、不飽和脂肪酸が悪いと言っているのではないんです。オレイン酸やリノール酸などよく食用油などに含んでいて、それぞれ健康に役立つ性質を持っています。
でも、こと石鹸を作る原料に使うとなると、いわゆる賞味期限の短さが問題なんです。
つまり、何か防腐剤などの化学添加物を混合しないと長期間品質を保つことができないってことなんです。

この問題をクリアするため、『となりの石けん』では、この変質しやすい不飽和脂肪酸を全面的にカットし、別々に精製して得られた各種の飽和脂肪酸をニートソープの組成とは全く異なるオリジナルの配合で組み合わせて石鹸を製造しています。
この技術によって、他の石鹸にはない豊潤な泡立ち、泡の延び、泡の保持力、さらに素早い泡切れと爽快感を、余分な化学添加物を使用せずに実現しています。

一度お試し頂けるとありがたいのですが。。(笑)

では、次回は劇物の苛性ソーダについてご説明します!!  

今回も及び頂きありがとうございます。